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ハチの巣が!!

2014.09.05 (金)

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きのうの朝,ふと自宅のサンルームの外を見ると,
いつの間にかハチの巣が!!
それも,けっこう大きくて,ハチもいっぱい!!!

そのとき,思い出したのが,
柏の小川ファームの虫博士,小川さん。
ハックルベリーブックスでのベジラボさんのイベントのときも,
虫たちのこと,虫と農業のことなど,
熱く語っていた小川さんなら,
なんとかしてくれるのではないか…と。

↓ベジラボイベントでトークする小川さん
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すぐ連絡すると,夜に見に来てくれました。

「これは,セグロアシナガバチの巣。
バルコニーの外側で、危険性もなく,
近いうちにアシナガバチは巣を残していなくなります。」
とのこと。
アシナガバチは約50匹ほどいましたが、
巣が変形していてすでにスズメバチに襲われている痕もあり、
サナギも数匹。
これ以上巣が大きくなったり、
蜂の数が増えたりしない段階なのだそうです。

どういうハチか,このままにしておくとどうなるか,
などいろいろ話していただき,
結果的にそのままにしておくことに…。

基本ハチは,虫のなかでもかなり苦手な方なのですが,
相手を理解すれば怖さも減ります。
ハチたちが,平和に人生(蜂生?)をまっとうしてくれることを祈りつつ,
そっとしておきます。

小川さん,ありがとうございました!

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現在,原画展を開催中のどいかやさんのお話にも,
ハチやハチミツはよく出てきます。
物語の中では,怖くないのに(笑)
人間って,勝手ですね。

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鳥って…

2014.05.24 (土)

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毎年,5月はフ―ちゃんのバースデーもあり,
鳥の本のフェアをやっておりますが,
やるたびに,また新しい,すてきな鳥の本に出会います。
今年のヒットは,こちら『ニワシドリのひみつ』(岩崎書店)。
『せんろはつづく』など電車の絵本でも人気の鈴木まもるさんの一冊。
鈴木まもるさんは,鳥の巣の絵本でも知られていますので,
まさに,ライフワーク的な美しい絵本です。
「ニワシドリ」は,漢字で書くと「庭師鳥」。
そう,庭師のように,信じられないくらいアートな巣を作り上げる鳥で,
実際に鈴木さんが世界各地で見てきた写真も載っていますが,
ひと筆ひと筆こまかく描かれたニワシドリとその巣の絵には,
ほんとうに魅入ってしまいます。
この鳥は,どこにいて,なんのためにこういう巣を作るのか…
それも本の中では明らかにされていきますが,
ひとことで言うと,「愛」なんだなあと思います。

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それからこちらは,小川洋子さんの小説『ことり』(朝日新聞出版)。
小川さんらしい,しずかなしずかな物語。
自分だけの言語の世界に生きた兄と,その言葉を唯一理解できる弟。
ふたりの、途中からは弟ひとりの,しずかな暮らしの中に,
美しい鳥の言葉だけが響きます。
こちらも,家族,兄弟,淡い恋,人間と鳥…
さまざまな既成のかきねを越えたり,越えられなかったりして,
ほのかに生まれる「愛」の響きに思えました。

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『うち、カラスいるんだけど来る?』(実業之日本社)は,
カラスの生態を伝える実用マンガ。
この本も,鳥が,人間が,
この社会で生きていくことの根本を,考えさせてくれる
ユニークな一冊です。
じつは柏の鳥博士,『わたしのカラス研究』(さ・え・ら書房)でも
すでにおなじみの柴田佳秀さんの監修です。
この本の底にも,カラスへの「愛」を感じます。

鳥って,「愛」のために生きている。
「愛」を歌って生きている。
その単純な美しさに,なんだか心打たれます。

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鳥本フェアはまだ続きますが,
そろそろ6月。かえるの本も,集めてますよ(笑)

新聞のライブラリーに本の紹介を書きました!

2014.05.12 (月)

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5/10(土)夕刊の「読売新聞」のライブラリー欄に,
「子」というテーマで,本の紹介を書きました。

この欄は,毎月一回,漢字一字のテーマに沿って,
2人で本の紹介をするコーナーです。
今年一年間は,私も時々,登場する予定です。

ちなみに,今回もうおひとり「子」のテーマで書かれているのは,
日本科学未来館の松岡均さん。
「原子」「素粒子」「中性子」「電子」…という
元素をあらわす言葉の「子」についての科学の本を紹介しています。
そういう切り口もあったか…とおもしろく読みました。

今回,私が紹介した本は,次の3冊。

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夏にぴったりの絵本です。

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こちらは,子どもについて考える人にとっては,歴史的な
必読の本ですが,重厚な翻訳研究書なので,なかなか…(汗)

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こちらは,春の「考える絵本」原画展でも,すでにおなじみですね。

次は,どんな漢字一字のお題が来るか,
楽しみなような,こわいような…。

松本大洋…いいですなあ

2014.02.19 (水)

前から、松本大洋さんの漫画は好きでしたが,
そのきっかけとなったのは,なんといっても『ピンポン』。

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子どもの頃からオババのやっている卓球場タムラでラケットを握ってきた
天才肌で自由奔放な「ペコ」こと星野と,
いつもペコのそばでうっすら笑っていた「スマイル」こと月本の二人が,
高校生になって,さまざまな他の選手とぶつかっていくストーリー。
スマイルがその才能をどんどん伸ばしはじめ,
そのときペコは…? というような、
どこかなつかしく,でも斬新なスポーツ漫画で,映画にもなりました。
私自身,中学・高校と卓球をやっていたこともあり,
戦型・戦術のリアルさなど,かなりひきこまれて読みました。
オババみたいに卓球場をやりたい…なんて思ったりして…。

その後も,『鉄コン筋クリ―ト』など子どもがいきいきと,
そして,ちょっとせつなく描かれている松本大洋漫画は
けっこういろいろ読み続けてきました。

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そして,最近読んだ中では,こちら『Sunny』がすばらしい。
まだ連載中ですが,「星の子学園」という場所で,
親と離れて暮らす子どもたちの姿が描かれています。
最近,テレビなどでも児童養護施設が注目されているようですが,
こちらの『Sunny』は,
松本大洋自身の子ども時代が投影されているそうで、
いつもながら,子どもたちのエネルギー,笑い,怒り,
せつなさ,かなしさ…が、さりげなく、しかしリアルに描かれています。
あらためて,松本大洋…いいですなあ…と思っていたところに,
このたび,谷川俊太郎さんとのコラボで作られた絵本も出ました。

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こちらの『かないくん』(東京糸井重里事務所)は,
「谷川俊太郎が、一夜で綴り、
松本大洋が、二年かけて描いた」という絵本。
子どものころに、クラスの「かないくん」の死に出会った
おじいちゃんが、今、自分の死を見つめている…
それを、孫の「私」がさらに見つめている…という
ちょっと複雑な構成の文なのですが,
それを、松本大洋が、やわらかく、せつなく、美しく…
ひとりひとりの息づかいが感じられるような絵で
描きあげています。

文章もけして難しい言葉ではないのに,
谷川さんらしいなぞがあり、
何度も読んでは考えてしまいます。

テーマは「死」。ですが,「終わり」ではない。
静かな雪の中で,読みたいような絵本です。

ハックルベリーブックスは,限られたスペースですので,
何巻も続く漫画はなかなか置くことができませんが,
もちろん,ご注文でしたら,取り寄せることは可能です。
好きな漫画,手元に置いておきたい漫画,
全巻そろえたい…というような時は,ぜひご利用ください。

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2月は雪が降ったり,寒風が吹いたり,
お客様もどうしても減ってしまう時期(きびしい…)。
フ―ちゃんも,うとうと店番しています。
(半目がこわい…笑)

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ですが,春はもうすぐ。
卒業・入学・新生活…をはげましてくれる本もいろいろ厳選しています。
記念品やお祝いに,ぜひどうぞ。

憲法や社会のことって,おもしろい!

2014.01.31 (金)

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きのうの夜は,
私も参加している「子どもの本・九条の会」主催の学習会。
弁護士の伊藤真さんのお話がとってもおもしろく、
改めて「憲法」というものの意味を知りました。

伊藤さんは「立憲」という言葉がじつはとても重要だといいます。
「立憲主義」とは「政治のよってたつところを憲法とする」ということで、
国民が主権者であるという「民主主義」との両輪でなければならない、
なぜなら、「民主主義」は人間が行っている以上,
ときには間違うこともあるからだ…というのです。
多数の意見によって国の政治は決められていきますが、
過去の歴史を見ても,多数の意見が間違っていることはしばしばあります。
たとえば、昔の日本の戦争だって表向きは多くの人が賛成しましたし、
ユダヤ人を大量に殺したドイツのナチスのヒットラーも、
多数の支持を受けていました。

そういうこともあるので、
国家が「民主主義」によって間違った方向を選んでも,
それを監視し,注意を促すために,「憲法」はあるのだということ。
これが「立憲」国家ということで,いわば,
「民主主義」が国という車を走らせる「アクセル」だとすれば,
「立憲主義」は国の「ブレーキ」だというわけです。

つまり,「憲法」は国家を監視するためのもので、
すべての「国民」(少数意見の人もふくめ)が「国家」の暴走を
くいとめることができる,もっとも大切なアイテムなのです。

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しかし,現在日本では,自民党を中心に「憲法」を変えようという
意見があります。
「法律」と「憲法」はまったく別のもの。
「法律」は必要に応じて国家が国民の行動を制限するためのものですが,
「憲法」は国民が国家を制限するためのもの。
しかし,自民党などの改憲の案では,
その方向性がまったく変えられようとしているようです。
つまり,「憲法」が国民を制限するものになってしまう。
そして,国家を制限するものがまったくなくなってしまうということです。
(その具体的な事例は上の本をどうぞ)

そうなったら,間違った多数意見によって,国家が暴走したとき,
もうだれにもそれを止めることができなくなるのです。

では,国家を制限するための「憲法」が述べていることは何なのでしょう。

「憲法」が大切にしているものはなにより「人権」。
ひとが命を脅かされたり,差別されたりせず,安心に生きられる権利です。
このように「人権」を憲法の柱にしている国は他にもたくさんあります。
ただし,もうひとつ「日本国憲法」のユニークなところは,
「全世界の国民」が平和に生きることを願って(「憲法前文」)、
いかなる戦争にも武力の行使を否定した(「憲法九条」)ところ。
これは,他国の憲法にはあまりないほんとうにユニークなところで、
伊藤さんはこれを「積極的非暴力平和主義」と呼びました。
日本の平和だけでなく,全世界の平和を考える…。
「日本国憲法」は,なんと壮大でかっこいい憲法でしょう。

日本はもちろんいろいろな問題を抱えてはいますが,
「人権」と「積極的非暴力平和主義」だけは,
自分の命のために,子どもたちの未来のために,
見失ってはいけないのではないかと思います。

そんな理想ばかり言ってたって,毎日生きていくにはお金も必要だし,
だれかが責めてきたら対抗しなけりゃだめだろう…。
たしかにそういう現実もあるかもしれません。
(そういう現実だって多数にあおられていることもよくあるけど)

しかし,現実にあわせて「理想」までおとしめる必要はないと思います。

とにかく,伊藤真さんのお話は,とってもわかりやすく,
おもしろく,かっこよかった。
憲法とか,法律とか,政治とか,なんか難しそうなイメージもありますが,
結局,「人間」と「いのち」と「世界平和」のことなんだなと思います。

政治家のことば,新聞やテレビのことば,本のことば,先生や親のことば…。
いろんなことを,「人間」「いのち」「世界平和」にてらして,
想像力をはたらかせてみれば,
「なるほど」なことも,「これはちがう」ということも,
自分なりに感じられる気がします。

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子どもからわかる「憲法」の本もいろいろあるので,
ぜひみんなで読んでみてください。

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さて,ハックルベリーブックスでは,
雑貨もいろいろ新入荷。

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ふくろう雑貨も増えました。

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