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ギャラリートーク&映画上映会も!

2016.09.27 (火)

長野ヒデ子原画展、開催中です。
25日は「ひらがなにっき」の特集番組を作られた
NHKディレクターの岩田真治さんも
貴重な映像を見せてくださいながら、長野さんとトーク。

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岩田さんは,この番組を作る前に,名古屋放送局にいらして,
その頃に,新美南吉(愛知県の半田市生まれ)の
『狐』という絵本を長野さんが作られ,
最初,その絵本についての番組を作られたそうです。
そのお話も,いろいろおもしろそうですが,
ともかく,そういうご縁があって,東京の放送センターに来てから,
今度は,この『ひらがなにっき』のことを知り,
モデルになった吉田一子さんや,その周りの人々,
娘の順子さん,孫の司さん,識字教室の阪本先生など
いろいろな方にも取材して番組を作られたそうです。

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会場には,吉田さんに字を教えたその阪本先生も,
大阪から来て,参加してくださいました。
阪本先生は,ただ文字を覚えるだけでなく,
「字を使って人生を語る」ことが大切と考えて,
吉田さんといろいろなことを語り合いながら,
いっしょ作文をつづられていったそうです。
字を覚え,やがて字を使う「主体になる」という言葉が,
心に残りました。

吉田一子さんは,今91歳。
60歳から字を勉強するようになって,
はじめて長生きしたいと思うようになり,
ずっと生き生きとされたそうです。

字や言葉は,出会いの中に育まれ,
まさに人生なのだとつくづく感じました。

この日も,長野さんが,何度も,何度も,
「いろいろな方との出会いがあって生まれた絵本なんです」と
話されていたのが印象的でした。

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こうして,トークが終わり,ほとんどの方がそのまま残って,
夜は,映画の上映会となりました。

この日上映したのは,
『うちは精肉店』(本橋成一・文と写真 農文協)という
すばらしい写真絵本のもとになった
「ある精肉店のはなし」という映画です。
http://www.seinikuten-eiga.com/

牛を育て,屠蓄し,販売するという,
そのすべてを家族みんなで行ってきた
北出精肉店のドキュメンタリー。
牛の皮もきれいになめされて,だんじり祭りの太鼓になります。

この映画を見ると,ほんとうに,いのちが大切にされ,
そのいのちを食べて生きていること,
そして文化を創るとはこういうことなのだと,
よくわかります。
大げさではなく,じつはあたりまえのことが,
みんなで協力し,たのしく,
きちんと続けられていることに,感服します。

しかし,こうした仕事が差別の対象になるという
愚かしい人間の歴史もありました。
じつは,『ひらがなにっき』の背景にも,
同じく人権の問題が横たわっています。

それで,今回の原画展の関連として,長野さんから,
ぜひ「ある精肉店のはなし」の上映会をしようとすすめられたのです。
あまり広くない空間で,ちゃんと上映会ができるか心配でしたが,
見に来てくださった方は,「おもしろかった」「見てよかった」と言って,
帰ってくださいました。

はじめての上映会で座り方などもいろいろ悩みましたが,
工夫すれば30人くらいで映画鑑賞も可能なことがわかりましたので,
これからまた,何かいい映画があったら,
上映会もしてみたいなと思っています。

ともかくも,ほんとうに充実の一日でした。
たくさんの出会いもありました。
参加してくださったみなさま,
ご協力,ほんとうにありがとうございました。

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原画展は10/1(土)まで続きます。
『ひらがなにっき』関連の貴重な資料もご覧になれますので,
ぜひ,この機会にお見逃しなく。
9/30(金)の3時~は,わらべうたの木津さんの
「ギャラリーおはなし会」もあります。
関西弁で聞く『ひらがなにっき』もいいですよー。
子どもから大人の方まで,ぜひどうぞ。

ギャラリーおはなし会も開催♪

2016.09.24 (土)

長野ヒデ子絵本原画展も続いておりますが,
9/22(祝)3時~
原画に囲まれて,作品を楽しむ
ギャラリーおはなし会も開催されました。

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今回,絵本を読んでいただくのは,
わらべうたの木津陽子さん。
やさしく『おばあちゃんがおばあちゃんになった日』を読んでくださり,
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さらに京都出身の木津さんならではの関西弁による
『ひらがなにっき』も。
やわらない方言の響きで読んでもらうと,
あらためて,その内容が,じーんと胸にひびいてきます。

この日,参加してくださった姉妹の小学生さんは,
帰ってから,一つ目の話がよかった,いや2つ目のがよかった…と,
盛り上がっていたとか。

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この日は朝から雨でしたが,
レインスティックというすてきな音の楽器を奏でつつ,
わらべうたもいくつか歌ってくださいました。

おはなし会は初めての試みですが,
参加してくだる子どもさんの年齢に合わせて,
絵本を読んだり,わらべうたで遊んだり,
木津さんがやさしく対応してくださいますよ。

「ギャラリーおはなし会」は,
9/30(金)も,3時/4時半~の2回,開催します。
ちょっとぜいたくなひとときを味わいにいらしてくださいね。
(参加無料)

長野ヒデ子絵本原画展・スタート!

2016.09.22 (木)

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9/19の敬老の日から,
「長野ヒデ子絵本原画展~おばあちゃん素敵に生きる~」が
スタートしました!!

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店の入り口では,長野さん直筆のたのしい絵が迎えてくれます。
オープニングトークに来て下さった長野さんに,
お願いして,掻いていただきました。
もう,これだけでも,わくわくです♪

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今回は,子どもの頃に戸籍もなく学校にも行けず,
字を読めず,書けなかったおばあちゃんが,
66歳から字を習い始めた本当のお話を絵本にした
『ひらがなにっき』の原画。
大阪を舞台に,歴史をふまえながら,
わかりやすく,楽しく作られているすばらしい絵本です。
すこし値段は高いのですが(1900円),ぜひ手元に置いて,
子どもから大人までみんなで読んでほしい一冊です。

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それから,『おかあさんがおかあさんになった日』シリーズの
新作『おばあちゃんがおばあちゃんになった日』の原画。
こちらも,子どもはみーんな大切,
大人はだれでも,子どもに対して責任がある…ということを,
やはり,たのしく伝えてくれる絵本です。

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初日のオープニングトーク&サイン会は,大盛況でした。
長野さんのわかりやすく,たのしいお話に,笑い声もいっぱい!

原画展は,10/1まで続きます。
平日は,ゆっくりご覧になれますので,ぜひお見逃しなく。

また,9/22(木)と30(金)の15時~/16時半~
わらべうたの木津陽子さんによる
「ギャラリーおはなし会」もあります。
方言ゆたかに,たのしく長野作品を楽しんだり,
わらべうたで遊んだり…。
子どもさんといっしょに,
また,大人だけでも,お気軽にご参加ください。

いろいろなところで発信♪

2016.09.18 (日)

夏の後半から,いろいろな合評会や講演会などに呼んでいただく機会がありました。
どこへ行っても,呼んでくださる皆さんの心配りに感動します。

9/10(土)は,長い歴史のある「市川子どもの本の会」で,
「子どもの本の選び方 児童書専門店の現場から」と題して,
店に並べているいろいろな本について,
選ぶときのこだわりや視点,本の魅力などを,
たくさん本を持って行ってお話しました。

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演台には,すてきな花まで飾ってくださり,
たいへん熱心に聞いてくださいまして,持って行った本も,
会場で売ってくださいました。

市川は図書館がすばらしいことでも有名です。
一度見てみたいと思っていましたが,この日は,
子どもの本の図書館も案内していただき,
たくさんの子どもたちが集まっているのに,うれしくなりました。

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それから,9/16(金)は,児童文学評論仲間でもある
西山利佳さんが勤めている青山学院短大で,
「女性・環境・平和」というテーマの授業のゲストスピーカーとして,
「コミュニティーの発信地としての子どもの本専門店から」ということで,
本屋の仕事,地域とのつながりなどをお話しました。

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こちらでも,これまで,私がいろいろなことを学んだ本を,
たくさんご紹介。

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本屋の実情を知ってもらうため,決算書もお見せしましたら,
学生さんからの感想では,
「私のバイト代より利益が少ない…」と愕然としていましたが,
それでも,「お金に変えられない得るもの」,
「お金に代えられない生き方」,
「人と本と街のつながり」ということなどについては,
何か感じていただけたように思います。

こういう機会を与えていただくと,
ふだん何気なく読んでいる本,何気なくやっている活動について,
少し整理して考えることができます。
そして,こういうところがまだ足りないなぁ…とか,
これはムダかもしれないなぁ…とか感じたりします。
そういう意味でも,ありがたいことだと思っています。
(とはいえ,いろいろ準備して,当日まで緊張も続きますので,
まずは,終わってホッとしています。)

★★★

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さて,いよいよ,9/19(日)~,
秋の恒例「長野ヒデ子原画展」が始まります!
去年の冬から,いろいろご相談しながら,準備してきました。
イベントももりだくさんです。

あったかくて,元気の出る原画です。
じっくり読むと,言葉もすばらしい絵本です。

じつは,店長奥山は,先日ぎっくり腰になってしまったのですが,
なんとしても展示をしなくては間に合わない…と思い,
よろよろしつつ飾っているうちに,ぎっくり腰もかなり治りました。
原画には,なんともいえないパワーがある気がします。

ぜひ,足を運んでくださいね!

文学茶話会「ピーターラビット」開催されました!

2016.08.30 (火)

今年2回目の文学茶話会は,作者ポターが生誕150年となる
「ピーターラビット」を取り上げて開催しました。

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今回は,ピーターラビットの生まれた
イギリスのアフタヌーンティーも楽しんでみようということで,
午前中から集まっていただき,
まずは,『ピーターラビットのたのしい料理』という本の中から,
「人形のジェインの黄金色のゼリー」というオレンジのゼリー,
「トード イン ザ ホール」というソーセージのお料理,
そして,お茶受けに定番の「きゅうりのサンドイッチ」を作りました。

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グループに分かれて,手際よく…。

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そして,ソーセージ料理をオープンで焼いたり,
ゼリーを冷やしたりしている間に,
児童文学研究家の中川理恵子さんのトークを中心に,
ピーターラビット絵本の特色や,日本に翻訳された過程など,
語り合いました。

絵と文で語る現代絵本のはじまりと言われるこの絵本シリーズは,
幼児向けでありながら,冷静な文体が保たれ,
わらべ歌風,昔話風なところもありながら,
動物たちの関係は,しっかりと構築されたファンタジーになっていて,
世界の明るい面だけでなく,闇の部分も含まれていて,
あらためて,深い魅力をもった作品なのだと感じました。

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その後,若杉さんに,イギリスのお茶文化についてお話いただき,
いよいよ,ティータイム。

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それぞれにおいしくできたお料理を食べながら,
ピーターラビットについての,参加者みなさんの思いや疑問などが,
語り合われました。

料理を作るというのは,初の試みでしたが,
とっても楽しく,また,おいしく,
ぜひまた,やったみたいなと思っています。

店では,ピーターラビット特集ももう少し続きます。
かわいい雑貨などもありますので,
ぜひ,見にいらしてくださいね。

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