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恒例の決算報告など

2018.03.11 (日)

今年も,確定申告もぶじ終えまして,
店も8年目がそろそろ半分過ぎそうなところです。(早いっ)

恒例の,昨年の決算報告ですが,
2017年のハックルベリーブックスの決算は,
-58818円の,若干の赤字でした。
おととし,初めて123円(!)の黒字決算となったのですが,
また赤字となってしまいました。
ただ,ここには,店建物の減価償却費というのが
80万円くらい乗っている数字ですので,
現実に毎月借金しているということではありません。

赤字のレベルも,在庫の数などで変わりますので,
ほぼ横ばいと考えればいいのかなと思っています。
いろいろな経費についても,ふしぎなくらい,おととしと同じくらいで,
その意味では,低空飛行ながら安定しているというところでしょうか。
月々の実感としては,大きく落ち込むことがあまりなくなった感じがありました。

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それには,こちらのブックプレゼントを続けてくださっている方が,
20~25件くらいあるということが大きい気がします。
(こちらは,ご好評いただいていますので,もう少し増やしたい…)

それから,時間は多少かかっても,
アマ○○でなくハックルベリーブックスで,
注文で本を買って下さる方にも,だいぶ助けられています。

また,2階スペースも,日々いろいろな方が,
なんらかの形で使ってくださいまして,ほぼ埋まっています。
そのように連続的,日常的に
ハックルベリーブックスを「使って」下さるお客様が,
いらっしゃるおかげで,店の在庫も,充実させることができ,
ふと来て下さったお客様に,魅力的な本や雑貨との出会いを
提供できているのだと感じています。

そうした支えて下さっている皆様に,ほんとうに感謝しています。

その意味では,柏から発信している地元の著者の本を置いたり,
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地元の本のイベントを続けて行ったり,
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やはり,地域に根付いた本屋でありたいとつくづく思います。

いま,いろいろな地域に,自営の本屋や店がなかなか根付けなくなっている…。
どこの町にいっても,同じようなチェーン店やモールがならんでいる。
それは,あんまりおもしろい風景には思えません。

ともかく,今年もまた,ちょっと出稼ぎなんかもしながら,
なんとか,店をやっていきたいと思っています。

ぜひ,ハックルベリーブックスを,どんどん「使って」ください!

この一年をふりかえって ~児童文学の仕事~

2018.03.03 (土)

3月になりました。
学校や会社などでは,年度末。
一年のまとめの時期になりますので,店長奥山も,
店のほかに,ここ一年で手がけた仕事について,
すこし振り返ってみたいと思います。
…といっても,児童文学ということでは,
店とつながる仕事ではあります。

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まずは,なんといっても,昨年10月に刊行された
『「時」から読み解く世界児童文学事典』(原書房 5800円)です。
この本は,「時」というテーマで読むことのできる日本や海外の
児童文学作品を紹介する本で,全200冊のうち,
40冊ほどを,店長奥山が書きました。

じつは,この本の前に,『「もの」から読み解く世界児童文学事典』
『「場所」から読み解く世界児童文学事典』の2冊がすでに刊行されていまして,
そちらですでに紹介されている作品や作家とダブらないように,
5人の著者と編集者さんで,まず,作品選びから始まりました。
それが,かれこれ4年くらい前です。
候補作を全員で読み合って,これはぜひ読んでほしい!
という本を決め,それから手分けして紹介文を書いていきましたが,
その紹介文も,できるだけ批評としておもしろく,
でも,ネタばれにはならないように…などなど,
ずいぶん書き直し,ようやく本になったものです。

私が紹介した作品は,
上橋菜穂子作『精霊の守り人』,岩崎京子『花咲か』,中川李枝子作『らいおんみどりのにちようび』,森絵都『DIVE!!』,高楼方子作『十一月の扉』,芝田勝茂『夜の子どもたち』,ローベル『ふたりはともだち』,パウゼヴァング『みえない雲』などなど…40冊。
幼年ものから本格長編まで,ファンタジーから社会派リアリズムまで,
いろいろな作品について書かせていただきましたが,
それらが,「時とあそぶ」「時におどろく」
「時をさまよう」「時を動かす」…といった
コンセプトで並べられています。

単に,本を紹介するだけでなく,
読みものとしてもおもしろくなるように作られましたが,
はたしてどうでしょうか。

事典というだけあって,ちょっと高いですが,
図書館などには,ぜひ置いてもらえるといいなあと思っています。

夏くらいには,この本の制作秘話トークイベントもできたらと思っています。

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それから,11月には,
『10代のためのYAブックガイド 2』(ポプラ社 1800円)
もできました。この本は,2年前に出て好評だった

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こちらのブックガイドに続く2冊目。

監修は,金原瑞人さんとひこ・田中さんで,
27人の「本のプロ」が選んだ…と銘打たれています。
先の『時から読み解く…』は,「児童文学」に特化していますが,
こちらは,読み物だけでなく,詩集・歌集やノンフィクションなども
入っているところが,ユニークです。
また,ここ5年以内くらいの,新鮮な作品に限られているのも特徴です。

今回も,店長奥山は5冊紹介させていただきましたが,
パーキンス『モンスーンの贈りもの』,工藤純子『セカイの空がみえるまち』,みおちづる『翼もつ者』,ホーガン『バイバイ,サマータイム』,山下賢二『ガケ書房の頃』。

27人のいろいろなかたちで本にかかわっている人たちが,
どんな本を選んでいるかも興味深い。
「10代のため」となっていますが,むしろ,大人が読んでも,
かなりの読み応えの本ばかりです。

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そして,最後は,この2月に刊行が開始された
「児童文学10の冒険」です。

これは,日本児童文学者協会の70周年企画のアンソロジーで,
90年代以降の日本の児童文学の受賞作などを集めています。
その1巻目『明日をさがして』(偕成社 2200円)の
巻末の解説を書かせていただきました。

この巻には,
伊沢由美子作『走りぬけて、風』を中心に,
越水利江子『風のラヴソング』,長崎夏海『トゥインクル』
あさのあつこ「ぼくらの足音」(3月に原画展を予定している
「おはなしのピースウォーク」シリーズの一作)などの作品が
収録されていて,もちろん,それらの作品が出た当時に,
私も読んできましたが,今回,解説を書くにあたって,
あらためて読んでみると,これが,どれもいいのです。

90年代以降の,なんとなく閉塞的になっていく時代を背景に,
家族や学校や町の生きづらさを描いて,けして派手な作品ではないのですが,
どれも,なんとなくじーんとくる。
このじーんとくる感じをなんとか伝えたくて解説を書きました。

「児童文学10の冒険」は,この1巻目のあと,
『家族のゆきさき』『旅立ちの日』『自分からのぬけ道』など,
印象的なテーマで,日常ものからファンタジーまで,
本格名作がならびます。

また,表紙絵は,絵本『うきわねこ』のすてきな絵で知られる
牧野千穂さん。
とてもきれいな本になっているのも,うれしいです。

こんなわけで,この一年も,いろいろな本について,
いろいろ書きました。
いやー,児童文学っていいですねー,という気持ちです。

そんな気持ちをより広く伝えるべく,
4月には,読売カルチャーで,こんな一日講座もいたします。

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「孫と楽しむ」とありますが,それは,ひとつの象徴で,
親とか,先生といった子どもに身近な存在だけでなく,
いろいろな立場の大人の方が,子どもの成長に合わせて,
絵本や児童文学をいっしょに楽しむにはどうしたらいいか。

そんなことを,考えてみたいと思っています。
よかったら,ご参加ください。

第7回 絵本といけばなの世界展 開催

2018.02.25 (日)

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ハックルベリーブックスでは,2/25~26日の二日間,
春に先駆けたこの季節の恒例となっている
「絵本といけばなの世界展」開催です。
今年で7回目。
ハックルベリーブックスが8年目ですから,
ほんとうに,オープン当初から,続けてくださっている
イベントです。

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昨日はいけこみで,子どもたちも大人のみなさんも,
おそくまで残って準備をしていました。
主宰の戸祭さんの「一つとして手をぬいたと思われたくない」
という言葉通り,どの作品も,クオリティの高い,
楽しく,ユニークで,美しいものばかりです。

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この展示が始まった頃には,まだ小学校にも行っていなかった
子どもたちが,年々大きくなって,
りっぱなお兄さん,お姉さんになっているのにも,ぴっくり。

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本日25日は,14時~展示絵本のよみきかせ&アコーディオン。

また,「ぱんごはん」さんのベーグル,
「くみぱうんど」さんのパウンドケーキの販売など,
いろいろなお楽しみも。

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今日,明日は,寒い空模様ですが,
美しい花々で,春を感じにきてください。

川北亮司さんトークイベント!

2018.02.20 (火)

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2/18(日)15時~児童文学作家・川北亮司さんの
トークイベントが開催されました。

川北さんは,ハックルベリーブックスで原画展も開催している
「ピースウォーク」シリーズの編集にもかかわられ,
店長奥山は,その仕事をご一緒させていただいた縁で,
前から注目していた作家さんなのですが,
今回は,最新絵本『はやくちことばで おでんもおんせん』
(飯野和好・絵 くもん出版)を中心に,
「ことばあそび絵本のおもしろ活用法」ということで,
話していただきました。

とはいえ,川北さんは,長い児童文学活動をされているので,
最初は,なぜ,児童文学を書き始めたのか…というお話から。

中学生のときに出会った山村暮鳥の「いちめんのなのはな」の詩に衝撃を受け,
その後,将棋のプロをめざしたり,バレーボールをやったり,
浪人中に女の子と文通したり
(その子に『星の王子さま』を教えられる)しつつ,早稲田大学へ。

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早稲田大学といえば,「少年文学会」という
歴史的な児童文学の会があったところで,
川北さんも,その会で,
坪田譲治,古田足日…といったそうそうたる作家と出会い,
創作も始めます。

その一方で,ぬいぐるみ劇団「ピッカリ座」で,
宇宙人デパドン役で,各地をまわりますが,
その劇団で,人形を作っていたのが,画家の田畑精一さんであったとか,
大道具係だった人が,子どもの本の編集者になったとか,
ともかく,児童文学や絵本の世界が,だんだん広がっていく,
草創期の雰囲気が伝わって来るお話でした。

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『はらがへったら じゃんけんぽん』という作品でデビュー後,
日本児童文学者協会新人賞を受賞,
同じ頃,雑誌「アンアン」に載ったという若かりし頃の写真も。

そして,その頃から,
言葉のリズムや響き,
とくに,漢字を「ひらがな」にひらくと,
意味が変わっていくおもしろさなど,
最近のことばあそび絵本の,ひらめきや発想について,
作品に触れながら,話してくださいました。

編集者さんのアドバイスや,画家さんとの出会いで,
より魅力的な絵本として成立していく過程についても,
興味深くうかがいました。
また,最近は,子どもだけでなく,むしろお年寄りの方から,
認知症予防や,言葉のリハビリなどで,読まれているとのことで,
ことばあそび絵本の意外な広がりも紹介されました。

川北さんは,将棋のプロをめざしただけあって,アマ四段。
将棋についての子ども向けの本も書いています。
こちらも,今後が楽しみです。

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トークのあとは,サイン会。
参加してくれた少年と詰将棋の話をしたり,
ぬいぐるみ劇団の思い出を語ったり,
サインをしながら,なごやかなひとときとなりました。

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何冊か,サインを入れて下さった本もありますので,
今回参加できなかった方も,ぜひ,手にとってみてください。

ほんとうに,子どもから大人まで,
笑える,楽しめる絵本。
「笑う門には福きたる」を改めて感じた一日でした。

2/18 川北亮司さん 来店します♪

2018.02.17 (土)

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15:00~川北亮司さんトークイベント
「ことばあそび絵本のおもしろ活用法」
(満席です)

16:00~サイン会
どなたでも参加できます♪

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