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クリスマス☆フェア

2013.11.11 (月)

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だんだん寒くなってくると,
いよいよ今年もクリスマス☆という気分になってきます。
きらきらと美しく,たのしいクリスマス。
この季節を,だれもが幸せに迎えられたら…という願いをこめて,
今年もクリスマス☆フェアをはじめます。

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クリスマスの本はたくさんありますが,
その中から,ほんとうにいいなあと思うおすすめの本,
また広く人気の本を選びました。
絵もお話も美しい絵本たち。

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また,クリスマスを描いた,この季節に味わいたい名作。

「季節」を感じるよすがになるというのも,
「本」のひとつの効用だと思います。
毎年,この時期になると読み継がれる本を,ぜひどうぞ。

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クリスマスオーナメントや,オルゴール,ライトなど,
厳選の雑貨もご用意しました。
かわいいけど,どれもプチプライスです。

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新しいラッピングペーパーも準備OK。
クリスマスラッピングもおまかせください♪

12/12(木)には,恒例の
フルートと絵本のちいさなクリスマスコンサートも開催します。
赤ちゃんから大人まで,どなたでもどうぞ。
14:00/16:00
学校が終わってからでも大丈夫です。
気軽にほんものの演奏を楽しんでいただきたいと思っています。
(ご予約受付中)

名作はやはり名作! 「ニルスのふしぎな旅」

2013.09.19 (木)

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現在,原画展開催中の「ニルスが出会った物語」は,
もともとこちらの長ーい物語『ニルスのふしぎな旅』の中から,
6つのお話を選んで,絵物語にしたものです。

もともとの『ニルスのふしぎな旅』は,
今から100年くらい前の1906年にスウェーデンで書かれた
まさに古典的名作のひとつ。
私も,前に,読んだことはありましたが,
このたび,もういちど菱木さんの訳で全部を読み返して,
あらためてびっくり!
まさに,「今」に通じるテーマが,たくさんたくさん
見つかるのです。「ニルス」おそるべし。

ちょうど100年前のスウェーデンは,国が発展していく時代。
スウェーデンの子どもたちに,
国の地理を学べる物語をと頼まれて,
ラ―ゲルレ―ヴはこの作品を書きました。
小人にされてしまったニルスは,
がちょうのモルテンの背中にのって,
ガンの群れとともに,スウェーデンじゅうを旅してまわります。
そのニルスの物語と、各地に伝わるいろいろな伝承,
また,鳥や動物たちの生活,人間たちの営み,
それらが,ところどころで交差しながら,
実に重層的な世界が語られているのです。

これはもう,ニルスの冒険なんていう単純なものではありません。
自然のすばらしさと産業の必要性,
動物たちのいのちと人間の生活,
簡単に折り合えない複雑な関係を,
わたしたちはどう考えていくのか…。
そのことを,100年も前に,
しかも,近代化の輝き真っ只中の中で,
作者は,考えながら,迷いながら,
子どもたちに問いかけながら,
この長い物語を書いていったのだと思います。

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たとえば,「ニルスが出会った物語」の中の『クマと製鉄所』では
自然の中のクマたちのくらしと,
製鉄業のすばらしさと,その両方が並べられて,
単純に答は出されていません。

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こちらの『ワシのゴルゴ』は,
ニルスが「アッカ母さん」とよぶガンのリーダーが
(そう,アッカはかっこいいおばさん鳥です)
ワシのひなゴルゴを育てる話。
やがてそれぞれの生き方を貫き,
アッカとゴルゴは決別していきます。
この適度な距離感…。
(『ニルスのふしぎな旅』では,
ゴルゴとアッカのその後も書かれています)

ともかく,さまざまなエピソードの中に,
自然と人間,他者とのかかわりなど,さまざまなテーマが,
豊かに,緻密に,織り込まれているのです。

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この夏休みは,今から130年くらい前に描かれた
マーク・トウェインの『ハックルベリー・フィンの冒険』を
ミシシッピの旅の中で読み返しました。

そして,今,『ニルス』を
スウェーデンの風景を描いた美しい原画の中で読み返し,
つくづく,古典的名作はやはり名作なのだと感じています。
それは,その時代の価値観や流行りすたりだけに流されず,
高い視線と低い視線とを合わせ持ち,
過去と未来と両方を見すえる問いがちゃんとあるということです。

この原画展が,
そういう名作を読み直すきっかけになればいいなあと,
あらためて思いました。

原画展も,5日目。
平日は,本を読みながら,ゆっくりごらんになれます。
ぜひ,どうぞ。

ハックルベリー・フィンのミシシッピー川の旅

2013.08.20 (火)

8/7~19の間、夏休みをいただきまして、
アメリカへ行ってきました。
もちろん、私にとってアメリカといえば、

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店の名前をもらった「ハックルベリー・フィンの冒険」。
ハックと逃亡奴隷のジムが、旅をするミシシッピー川です。
この川をいつかこの目で見てみたいとずっと思ってきました。

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念願叶って、こちらが、そのミシシッピー川と、
作者マーク・トウェインのふるさと、ハンニバルの町。
蒸気船からのながめです。

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こちらは、トウェインの子ども時代の家ですが、
ミシシッピの上流にあるこの小さな町は、
「トム・ソーヤーの冒険」の作品の世界そのまま。
トムやハックが家出をする川の中のジャクソン島や、
迷い込む洞窟、遊んだ小さな川や、幼なじみのベッキーの家などが、
大切に保管されていました。

続編となる「ハックルベリー・フィンの冒険」では、
ハック・フィンが主人公となり、
このハンニバル(作中では、セントピーターズバーグ)の町から、
ジムといっしょに川を下って行きます。

今回は、その旅に沿って、
当時、大都会に見えたセントルイス、
霧の夜に迷って通過してしまったミシシッピ川とオハイオ川の合流地点のカイロ、
のんびり川をくだったメンフィスなどに実際に立ち寄りました。
最後は、トウェインが若い頃、水先案内人をやっていた
ミシシッピー川の下流のニューオーリンズまで。
だんだんと広くなっていく川を眺めながらの旅でした。

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これら、アメリカの南部は、
もともと奴隷制度という人間の暗い歴史をもつ地域でもあります。
しかし、その歴史を変えていく、文学が生まれ、
音楽も生まれました。
メンフィスやニューオーリンズの町は、
ブルースやジャズのホールや店があちこちにあって、
音楽でいっぱいです。

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南部らしい突然の雨で、川はたちまち霧に煙ることも…。

今回、この旅をしながら、改めて、
「ハックルベリー・フィンの冒険」を読み返し、
奴隷制をとびこえた少年ハックの魅力をますます実感しました。

来年は、ハック・フィンの作品が生まれて130年くらいになります。
今回の旅では、いろいろな本や雑貨も見つけてきましたので、
来年あたり、「ハックルベリー・フィン」フェアをやりたいと思っています。
その中で、今回の旅の写真などもお見せしながら、
ハックの物語についてのトークなどもできればと思っています。

今回は、現在アメリカの大学に通っている甥っ子が、
車を運転してくれたおかげで、普通なかなか行かれないところに、
いろいろ立ち寄ることができました。
ほとんど、私のオタク的(笑)な興味で
あちこち行ってもらったにもかかわらず、
「いままでほとんど知らなかったけど、
なんだかマーク・トウェインが好きになってきた」と
その若い甥っ子も言っていました。

マーク・トウェイン&ハックルベリー・フィンの魅力を、
いずれゆっくりお伝えできたらと思っています。
どうぞお楽しみに!

ブックプレゼントをはじめました!

2013.06.16 (日)

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まえまえから、毎月1冊とか、2カ月に1冊などのペースで、
本をお届けするブッククラブシステムをやってみたいと
思い続けてきましたが、かっちりとした形を作るのは難しく、
少しためらってもおりました。

ですが、店を開店して、もうすぐ3年。

先日、あるお客様から、小学校2年生の息子さんに、
毎月1冊ずつ本を選んでとどけてほしい…という
ご希望をいただいたのです。

「2年生なので、できれば絵本ではなく物語の本を…、
1年間12回分、20000円くらいで…。」

おそらく、12回で20000円はかからないと思いますが、
だいたい1回1600円(送料ふくめ)という予算で、
季節やお子さんの年齢に合わせて本を選びお届けしているうちに、
こういうざっくりとしたシステムなら、
お客様の顔が見えるうちのような小さな店ならではの、
ブッククラブのようなものができるのではないかと思いました。

そこで、今回思い切って、
「ハックルベリーブックプレゼント」システムを
スタートいたします。

「出産のお祝いに」「5才の電車好きの孫に」
「3年生に読める物語を」「つかれてるあの人に癒しの本を」
などなど、大切な人に本を送ってみようかなというときは、
ぜひご相談ください。
6回分で10000円(送料込み・残金はお返しします)。
毎回,ポストカードやしおりやぬりえなど、
楽しいおまけつきです。
(くわしくは、商品一覧からどうぞ)

★★★

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さて、もうひとつ、素敵なおしらせが。
秋のイベントになりますが、
9/15(日)~25(水)
平澤朋子・画×菱木晃子・訳
「ニルスが出会った物語」原画展を
開催いたします。

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スウェーデンの作品
「ニルスのふしぎな旅」から、
6つの物語を選んで、
美しい絵をすてきな
絵物語が生まれました
(福音館書店刊)。

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平澤朋子さんによるすばらしい絵の原画を中心に、
平澤さんの他の児童文学作品の
挿し絵原画なども展示いたします。

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9/15(祝)14:00~ 
画家・平澤朋子さん
トーク&サイン会

また、この作品の訳者でもあり、
スウェーデンの数々の名作
を紹介されている
翻訳者・菱木晃子さんにも、
ミニ講演をしていただきます。
9/23(祝)14:00~

どうぞどうぞ、お楽しみに!!

新美南吉生誕100年! 島村洋二郎没後60年!

2013.06.06 (木)

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今年は,新美南吉生誕100年。
新美南吉って?? という方も,
あの「ごんぎつね」を書いた人…といえば,
きっとピンときますよね。

でも,新美南吉のおもしろさは,それだけではありません。
29年の短い人生でしたが,
動物たちが登場するしみじみとした童話から,
ゆかいな幼年童話,
子どもの微妙な心理を描いた少年小説,
長い人生を描いた物語,
また,童謡,詩,俳句,短歌と,
じつに多様な作品を残しています。
そのそれぞれが,またじつに味わい深く,
多くの文学者が,ひそかに南吉のファンだったりします。

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ハックルベリーブックスでは,
6月から,「新美南吉の本」フェアをはじめました。
さまざまな絵本や,童話集,

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また,南吉作品にちなんだ
スタンプ,一筆せん,クリアファイル,ポストカードなどなど,
南吉のふるさと半田の南吉記念館オリジナル雑貨も,
限定販売中です。

ちょっとめずらしい本なども展示中。

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そして,夏休みの後半8/24(土)~,
南吉特集にちなんだトークイベントやコンサートも開催します。
(くわしくは,イベントカレンダーをどうぞ)

この機会に,南吉というひとりの文学者の作り出した世界を,
じっくり知って,味わってみてください。

★★★

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合わせて,7/20(土)~22(月)は,
伝説の画家「島村洋二郎 没後六十年展」も
2階ギャラリーにて開催。

新美南吉は,1913年生まれ。
島村洋二郎は,1916年生まれ。
ほとんど同じ時代を生きています。
もしかしたら,二人はどこかですれちがっていたかも…。
そんなことを考えてしまいます。

この夏,ひとりの作家の人生,ひとりの画家の人生,
あわせて楽しんでいただければと思います。

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