5月の絵本学会のときに,
名古屋のメルヘンハウスの2代目・三輪さんと,
トムズボックスの土井さんと,
ハックルベリーブックス奥山で,
「子どもの本屋の現場から」というラウンドテーブルに
参加したのですが,そのときの様子が,
「毎日新聞」7月9日の「夏の読書特集」に
(ごくごく一部ですが)紹介されました。
この中でも,ハックルベリーブックスは,
「児童文学書に自信」と書いてくださったのですが,
ただ,1点,記事にまちがいがありました。
それは,
「売り上げは絵本4割,児童文学4割…」。
「品ぞろえは絵本4割,児童文学4割…」と言ったつもりが,
うまく伝わらなかったのですね。
つまり,ハックルベリーブックスでは,それくらい
児童文学に力を入れていると言いたかったのですが,
「売り上げ」となると,じつは,児童文学より,
絵本の方が圧倒的に多いのです。
たしかに,絵本は絵本で,
いまや,赤ちゃんから大人まで楽しめる一大メディアに進化していますが,
じっくりと読む物語やノンフィクションの児童文学は,
なんとなく本屋さんにも少なくて,
逆に図書館にはたくさんありすぎて,
何を読んでいいのかわからない…。
それで,小学生になると,本から離れてしまう…
ということも多いのではないでしょうか。
でも,やはり,おもしろい児童文学に出会うと,
物語の世界は,いつまでも身近なものになっていくと思います。
ハックルベリーブックスは,店の4割を,
そういうおもしろい児童文学にあてて,
お客様をお待ちしています。
最近は,
「小学生以上のお孫さんに…」とか,
「ブックプレゼントで…」とかいうことで,
児童文学の棚をめざしてきてくださるお客様も増えてきました。
また,文学茶話会などを開いているおかげで,
大人の方も,「児童文学っておもしろい」と,
手にとってくださる方も増えてきたように思います。
この夏休みも,小学校低学年から大人の方まで,
「これは!」と思っていただけるような児童文学を集めて,
棚にならべています。
きらきらと美しい,大人になるまで持っていたい装丁の本も
たくさんあります。
夏休みもいよいよ中盤。
すこし長い物語に,ゆっくり,ひたってみませんか。
(ご相談,ご注文も承りますよ~♪)