Calendar

<< 2022/1  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>

記事一覧

ギャラリートーク 永瀬比奈さんと

2022.01.25 (火)

ファイル 608-1.jpg
23日は、原画展をしている『モンスーンの贈りもの』など
「この地球を生きる子どもたち」シリーズを何冊か訳されている
永瀬比奈さんと、店長奥山で、ギャラリートークを行いました。

ファイル 608-5.jpg
永瀬さんからは、スチュワーデスをされた後、
翻訳を志し、通信教育でさまざまな翻訳に触れるなかで、
児童書の翻訳が一番楽しいと思ったこと。
徳間書店の下読みの仕事などをしつつ、
はじめて出版されることになったのが、
マイケル・モーパーゴの『シャングリラをあとにして』。
この作品を気に入ってくださった鈴木出版の編集者さんに持ち込みをしたところ、
「この地球を生きる子どもたち」シリーズの
『リキシャ★ガール』を訳すことになったこと。
バングラデシュを舞台に、女性問題、貧困問題、マイクロクレジット、家族愛などを描いたこの作品が、
課題図書にも選ばれたりして、
続けて、同じ作者ミタリ・パーキンスさんの
『モンスーンの贈りもの』の原書をいただいたという経緯を
お話くださいました。
前回の横山さん、長友さんのトークに引き続き、
翻訳家の方の努力と視野の広さを感じます。

続けて奥山からは、「この地球を生きる子どもたち」という
社会派のシリーズの最初の作品『ヒットラーのむすめ』が、
当時の編集者さん、翻訳のさくまゆみこさん、そして、
絵の北見葉胡さんの思いが重なって、出された経緯、
今回、展示している北見さんの原画のいろいろなしかけについて、
話させていただきました。
『ヒットラーのむすめ』も、ナチスドイツの戦争の時代と、
現代のオーストラリアの子どもとをつなぐ、
読み応えのある作品ですが、その後、現在まで続く、
このシリーズで、ほんとうにいろいろな国のいろいろな社会問題が、
読者に届けられてきたことを感じます。

ファイル 608-2.jpg

とはいえ、永瀬さんも、一時期は、私生活でつらいことなども続き、
生活のために特許翻訳なども始められたとか。
しかし、その法律文書の言葉の冷たさにつらくなっていた頃に、
あらためて『モンスーンの贈りもの』を訳しながら、
やはり児童文学の温かさに、心が癒されたことも。
(この経験は、「日本児童文学」1-2月号の
「恋を訳す」というエッセイにも書いていただきました。)

ファイル 608-3.jpg

一方奥山は、この『モンスーンの贈りもの』を、
大学の授業で、「リアリズム」児童文学の代表作として読んでいます。
アメリカのバークレーという最先端の地から、
インドのプネという田舎町へという場の設定、
6月~7月のみずみずしいモンスーンという季節感、
インドルーツで里子としてアメリカに来たママと白人のパパという家族、
インドで出会う貧困、女性問題、カーストの差別などの問題。
そうしたワールドワイドな社会を背景に、
主人公の15歳の女の子の恋やコンプレックスといった心の動きを
納得されてくれる作品のおもしろさについて話させていただきました。

このみずみずしい物語に、美しい絵をつけてくださった
今井ちひろさんも、ちらっと顔を見せてくださいました。

ファイル 608-4.jpg
その後も永瀬さんは、
森林伐採やサイクロンといった環境問題を背景にした
『タイガー・ボーイ』も訳されていますが、
今後も、この地球を後世に残していくために
小さなことでもできることからやっていきたいと話されました。

永瀬さんが訳された作品はもちろん、
原画を展示している
インドを舞台にした『ぼくと象のものがたり』
スリランカを舞台にした『茶畑のジャヤ』
アメリカの長距離列車を舞台にした『あたしが乗った列車は進む』、
そのほか、シリーズ作品も店にそろっていますので、
ぜひ、手に取っていただけるとうれしいです。

ファイル 608-2.jpg

オンラインイベントは、なかなかみなさんの反応を受け取ることができず、
残念なのですが、それでも、2回にわたり、
のべ50名ほどの方々に参加していただきました。

奥山も、いろいろなお話を聞くことができましたので、
原画展の会場で、何か疑問がありましたら、
お気軽にお尋ねくださいね。
わかる範囲で、ご案内いたします♪

パネル&原画展「地球をおもう 地球にいきる」スタート!

2022.01.18 (火)

パネル&原画展「地球をおもう 地球にいきる」がはじまりました!

ファイル 607-1.jpg

初日の16日は,まず,パネル展示をしている2つの絵本
『地球のことをおしえてあげる』の横山和江さんと,

ファイル 607-2.jpg

『せんそうがやってきた日』の長友恵子さんの
オンラインギャラリートークも開催しました。
20名以上の方が,Zoomでつないで参加してくださいました。

ファイル 607-3.jpg

お二人とも,「やまねこ翻訳クラブ」などに参加しつつ,
翻訳の勉強をしながら,いろいろな作品を訳し,
それを,出版社さんに果敢にもちこんで…というお話から始まり,
あらためて,翻訳される方々の,視界の広さとバイタリティを感じました。

ファイル 607-4.jpg

横山さんからは,今回の『地球のことを…』の多様で細かな絵について,
ひとつひとつ確かめながら訳されたこと,
中には,ツイッターで作家さんに問い合わせたものもあったとのこと。
同じ人がいろいろなページに出てきたり,
本のカバーをとるとまた別の絵が描かれていたり…と,
この絵本にまつわる細かな見どころも語ってくださいました。
これからも,好きな画家さん,作家さんを追いかけながら訳していきたいと,
ソフィー・ブラッコール
(『地球のことをおしえてあげる』ほか)、
ジュリー・モースタッド
(『サディがいるよ』(福音館書店)ほか)、
リチャード・ジョーンズ
(『キツネのはじめてのふゆ』(鈴木出版)ほか)、
といった注目作家さんを示してくださいました。

ファイル 607-5.jpg

長友さんからは,作者との出会いもふくめて,
うれしいことが多かった絵本…とのことで
(youtubeに作者ニコラ・デイビスさんがこの作品について
語っている短い動画があるそうです),
とくに,戦争によって難民となってしまった子どももふくめ,
「いす」というものが,子どもの教育を受ける権利の象徴のように大切なモチーフで,
それが,本の背表紙や表紙見返し,裏表紙見返しなどに,
効果的に描かれている点なども教えてくださいました。

これからもいろいろな困難をかかえている子どもたちにかかわる
テーマ性のある本を訳し,また,現実の活動にも参加していきたいと語られました。

どちらの絵本も,絵と言葉が融合し,
こまかいところまで,見入ってしまう作品です。

おふたりからのサイン本も少しありますので,
ぜひ,見に来てください。

パネル&原画展は,29日まで。
どうぞお見逃しなく。

パネル&原画展「地球をおもう 地球にいきる」

2022.01.12 (水)

1/16(日)~のパネル&原画展「地球をおもう・地球にいきる」、
近づいてきました。

今回も会期中にオンラインですが,ギャラリートークを予定しています。

◆1/16(日)14:00~翻訳家 横山和江さん×長友恵子さん

◆1/23(日)14:00~翻訳家 永瀬比奈さん×店長・奥山

お申込みはメールmegumiokuyama18@gmail.com (受付中!)

ファイル 606-1.jpg

横山さんと長友さんは,今回,絵本パネル展示の
『地球のことをおしえてあげる』と
『せんそうがやってきた日』をそれぞれ翻訳されたおふたり。
横山さんは山形からZoomをつないでもらいます。

永瀬さんは,今回,原画を展示する『モンスーンの贈りもの』の翻訳家。
この作品は,鈴木出版の「この地球を生きる子どもたち」という
世界各地のさまざまな子どもたちの現実を伝える翻訳物語シリーズの一冊。
アメリカの女の子が,母の育った孤児院のあるインドを訪ねる
ワールドワイドな物語で,大学の授業などでも読んでいます。
「日本児童文学」の最新号にも,この作品を訳したことについて,
エッセイを寄せてくださっています。
(胸キュンの恋物語でもあるのです♬)

永瀬さんは他にも同シリーズの
『リキシャ・ガール』『タイガー・ボーイ』なども翻訳されていますので,
今回のテーマについても,いろいろとお話をうかがう予定です。

ファイル 606-2.jpg

他にも,このシリーズのスタートを飾った
『ヒットラーのむすめ』や貼り絵の『ぼくと象のものがたり』,
色使いがおもしろい『茶畑のジャヤ』などなど,
印象的な表紙原画も展示します。

この機会に,ぜひ,作品に出会っていただけるとうれしく思います。
そして,この地球のこと,地球に生きることについて,
いっしょに考えてみたいと思います。

あけまして,おめでとうございます!!

2022.01.05 (水)

ファイル 605-1.jpg

新年あけましておめでとうございます。
今年も,どうぞよろしくお願いいたします。

コロナもまだまだすっきりしませんが,
店の方は,ひきつづき,消毒・換気に気をつけつつ,
たんたんと営業していきたいと思います。

まずは,1/15までは,新春の「寒中おみまい企画」として,
寒中おみまいで使えるポストカードをプレゼントいたします。
(300円以上お買い上げにつき)

また,恐竜絵本でおなじみ,黒川みつひろさんから,
オリジナルのめいろが届きました!
ぬりえとしても楽しめるこちらの一枚も,
ご希望の方に差し上げます♪

ファイル 605-2.jpg
「冬をあそぼう」コーナーでは,
絵本でしられるいろいろな作品の,
パズル・すごろく・かるた・トランプなどなども。
絵本といっしょに楽しんでいただければと思います。
こちらは,なくなりしだい終了です。

ファイル 605-3.jpg
店長奥山が編集長をつとめる雑誌「日本児童文学」コーナーも,
ひきつづき,話題の作品といっしょに充実しています。
今年も,新年号がまもなく届きます。
編集号も,まだまだ続きます。
魅力的な特集も予定されています。

ぜひ,定期購読で,手にとっていただければと思います。

ファイル 605-4.jpg
あわせて,1/16~29は,今年最初の展示企画。
パネル&原画展「地球をおもう・地球にいきる」も開催。

一年のはじまりにちなんで,視野を広げ,
美しく多様な地球を考える本をご紹介いたします。

翻訳家さんによるオンラインのギャラリートークも受付中です。
お申し込み,お待ちしています♪

ユーノスサンタ展示会からの大野隆司さん版画展へ

2021.12.15 (水)

ファイル 604-1.jpg

ちいさなサンタとまつぼっくりがかわいい
「ユーノスサンタ」シリーズ。
開店の年に,プレゼントで頂いて以来,
毎年店でも少しずつ販売させていただいておりました。

ファイル 604-2.jpg
作っているのは,山形の高橋優之助さん。
とはいえ,最初にプレゼントしてくださった方の友人の旦那さんということで,
私自身は,お会いしたこともありませんでした。

2年くらい前には病気されて,作品が少しの年もありましたが,
今年は,たくさん届くということで,11年目にして初めての
展示会となりました。

ファイル 604-3.jpg
2日間でしたが,毎年見てくださっている地元の方はもちろん,
今回は,優之助さんの高校の同級生の方とか,
ジャズでお知り合いの方とか,いろいろな方も来てくださいまして,
優之助さんが77歳,喜寿であるとか,
地元でどういう活動をされているかとか,
また,初めてお写真なども拝見し,
ますます身近になりました。

ファイル 604-4.jpg

2日間で,たくさんの作品があちこちに嫁いでいきましたが,
まだまだ店の方でも展示を続けます。
また,ブローチなどの小物も追加で入荷します。

クリスマスまで,どうぞ見にいらしてください。

ファイル 604-5.jpg
12/23からは,大野隆司さんの版画展
&古書あん珠さんの古本市も開催します。

こちらも,ぜひ,遊びにいらしてください。

年末に向けて,まだまだにぎやかなハックルベリーブックスです♬

ページ移動