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初のオンライン・ギャラリートーク! 陣崎草子さん

2020.07.05 (日)

7/4(土)「『おきなぐさ』絵本原画展」最終日は、
画家の陣崎草子さんに、Zoomオンラインでギャラリートークを
していただきました!

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…といっても、初の試みで、ホストの奥山もまだまだ不慣れ。
じつは,前日にも陣崎さんは店にきてくださり,
二人で,会場はどうセッティングするか,
どうやって映像を映すか…,朗読やサイン会はどうするか…など,
かなり時間をかけて打ち合わせをしたのですが,
それでも,うまくいくか,ドキドキでした。

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Zoomにつないでくださった方は,30名近く。
そちらの対応をしながら,司会をしたり,映像を流したり,もう必死でした。
途中で,フリーズしたり音声が途切れたりといろいろあり,
陣崎さんも「キョドキョド」してしまったとおっしゃっていましたが(笑),
それでも,参加者のみなさんの温かい対応が,
とてもありがたかったのは,私も同感です。

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そして,『おきなぐさ』の朗読と絵本が生まれる過程についての
陣崎さんのトークは,やはりとてもおもしろく,熱く,不思議な
「陣崎ワールド」でした!

宮沢賢治の『おきなぐさ』という作品を読みこんで、
まず,主人公のその花をどう描くかと悩んでいたとき、
自分のアトリエ周辺に住みついていた猫に導かれて、
すぐ近くの裏山におきなぐさの群生を見つけた話。

作品の舞台である岩手県の七つ森付近での散策で、
アリやハチやチョウに導かれるようにして、
いろいろな人と出会ったり,新しい情報を得たりして,
作品の理解を深めていった話。

東北の春の風景,夏の風景を体感し,
とくに夏の山のみどりの美しさに,
最愛の妹トシさんを失った悲しみから回復していく道筋を
賢治さんも感じていたのではないかという話。

そして,山の上からおきなぐさが見ている風景は,
いったいどっちの方角だったのかという推理と,
絶滅危惧種となっている花を,その場所に復活させたいという思い。

…どのお話も,ほんとうに奇跡のような,必然のような,
不思議な感覚を呼び起こされました。
長い年月をかけて,『おきなぐさ』という絵本が作られてきたことを感じることができました。

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参加者のみなさんからも,質問が出たり,笑顔をいただいたり…。
遠方からの参加者もあり,
また,ミキハウスさんのこの賢治絵本シリーズを編集している
松田素子さんにも,途中で少しお話いただいたり…。

オンラインならではのよさも,いろいろ実感できました。
まだまだ,工夫の余地はありますが,
参加者のみなさんからも,「おもしろかった」とのお言葉を
たくさんいただきましたので,
とにかく,とにかく,初の試みをやりとおせて,
ホッとしています!
そして,オンライン上ではありましたが,皆さんのお顔を拝見できて,
やはり,とっても楽しかったのです。

原画展は終了しましたが,サイン本も少しあります。
また,ミキハウスの「賢治絵本シリーズ」フェアは,
8月くらいまで続けますので,ぜひ,見にいらしてください。

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