ハックルベリーブックスの文学茶話会
「鳥の本をたのしむ」2回目のトークゲストは,
国松俊英さん。
国松さんは,親に置き去りにされる兄弟を描いた『おかしな金曜日』などの児童文学,
『フクロウの大研究』はじめ鳥と人の関係を取材したノンフィクション,
教科書にも掲載されている「伊能忠敬」「手塚治虫」などの伝記で
知られる作家さん。
今回は,その中でも,宮澤賢治と鳥とのかかわりについて,
調べ始めたきっかけや,いろいろな謎とその調査の過程,
賢治の生きた時代の鳥類研究のあり方,
7年かけた絵本作りなどについて,
丁寧に話していただきました。
その後,ちょっとティーブレイク。
今回も,銘菓「かもめのたまご」やさくらんぼなど,
鳥にちなんだおやつを楽しみつつ,
後半のワークへ。
今回は,4つのグループに分かれて,
もちよった本で「ブックトークメモ」を考えていただき,
グループごとに「テーマ」を設定して,本の紹介をしていただきました。
鳥にちなんだ本から,
「擬人化される身近ないきもの、鳥」
「鳥 その生きる力」
「カラス,からす,烏,鴉」
「とりに思いをはせて前むきにとびつづけよう」
といったテーマが出されて,とてもおもしろかったです。
最後にブックトークについて,国松さんから,講評。
この日,持ち寄っただけでも,
絵本,物語,詩集,マンガ,ノンフィクションなどなど,
いろいろな鳥へのアプローチがあり,
あらためて,人間は「鳥」という存在から,
いろいろなことを考えてきたのですね-,
と,まとめてくださいました。
今回も最後にふくろうのフ―ちゃんと記念撮影。
そして,フ―ちゃんの羽根入りしおりを
お土産にお持ち帰りいただきました♪
ハックルベリーブックスの文学茶話会,
次は9月に,「たかどのほうこ×千葉史子 原画展」開催期間中に,
すてきなファンタジーで知られる「たかどの作品を楽しむ」を,
開催予定です。
作品にちなんだワークも企画中。どうぞお楽しみに!