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ピースウォーク原画展,はじまりました!

2017.09.17 (日)

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少しずつ準備をすすめてきた,「文学のピースウォーク」原画展,
いよいよスタートしました。
まずは,「ごあいさつ」。

「この戦争と平和を考える児童文学のシリーズは、今は亡き児童文学者の古田足日さんはじめ、日本児童文学者協会の「新しい戦争児童文学」委員会によって、長年にわたり、研究・合評・編集作業が続けられ、ハックルベリーブックス店長奥山も、委員のひとりとしてその作業に参加してきました。
 2006年には、短編集の「おはなしのピースウォーク」全6巻が出版され、昨年、ようやく長編の「文学のピースウォーク」全6巻が完結しました。両シリーズともに、那須正幹さんはじめベテランの作家から、フレッシュな応募作品まで、多彩な作品が収録され、また、装丁についても、北見葉胡さんはじめたくさんの画家さんに絵をお願いし、ブックデザイナー中嶋香織さんの手も借りて、本としての魅力にこだわってきました。
 また、「おはなし」シリーズの「はじめの発言」「おわりの発言」に続き、「文学」シリーズでも、小澤俊夫さん、丸井春さんはじめ、充実した解説が加わり、児童文学にかかわるたくさんの人々の、世界の平和をもとめる思いがつまっています。
 本展示では、「文学」シリーズの表紙絵原画(川浦良枝さん、白井裕子さん、ひろかわさえこさん、黒須高嶺さんほか)を中心に、「おはなし」シリーズの挿し絵原画(北見葉胡さん、三村久美子さん、松本春野さんほか)も展示しています。
 表紙から解説まで、すべての本を手にとってご覧いただき、文学を通して、ひろい世界に思いを馳せていただけることを願っております。」

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あらためて,展示を眺めていると,
同じ「平和」がテーマであっても,絵もことばも,
じつに多様であると感じます。

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「戦争」「平和」「世界」といった,
大きなテーマ,複雑なテーマを考えることは,
正直しんどいことです。
自分の言葉で語るより,できあいの,多数派の映像やことばに,
乗っかっている方が,楽でもあります。

そこをぐっとふんばって,たくさんの文学者,作家,画家,研究者のみなさんが,
「おはなし」「文学」のピースウォークシリーズでは,
それぞれの言葉,それぞれの表現で,「平和」を考えています。

ぜひ,その多様さを感じてほしい。
そして,見に来たそれぞれの方が,子どもたちが。
自分の言葉や表現で「平和」を考えてほしいと思っています。

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今回の展示では,2008年に開かれた
「おはなしのピースウォーク」原画展のときの
なつかしい絵やパネルも飾りました。

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第1巻目の『まぼろしの犬』の絵は,
ハックルベリーブックスでも人気の北見葉胡さんの絵でした。
今となっては貴重な,北見さんの銅版画もご覧になれます。

長い年月をかけて作られてきた作品,
どうぞお見逃しなく!!

ハックルベリーブックスでは,今年最後の原画展となります。