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初の「アート茶話会」開催!

2017.02.15 (水)

2/12(日)は,ハックルベリーブックスでの初の試み,
「アート茶話会」が開催されました。
今回のアートテーマは,「島村洋二郎」。
ハックルベリーブックスでも,何年か前に回顧展を開催した
戦後,貧困と病のうちに37歳で夭折した伝説の画家です。

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じつは,この画家の姪ごさんでいらっしゃる
島村直子さんは,柏在住。
ハックルベリーブックスの開店当時から応援してくださっていた
お客様でもあります。
散逸していたおじ洋二郎の絵を,長年にわたって集め,
回顧展を開いては,その魅力を伝え続けてきました。

「アート茶話会」は,まず,この直子さんのごあいさつと,
島村洋二郎と,その絵を探究した直子さんのことをまとめた
DVDの鑑賞から始まりました。
洋二郎という画家の数奇な生涯や,
アメリカに養子として渡ったまま,行方知らずとなっている,
洋二郎の二男「てつ」さんのことなど,
その人生のドラマに,会場のみなさんも引き込まれます。

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(『図書新聞』書評より)
続いて,今回,この洋二郎の詩画集
『無限に悲しく、無限に美しく』の出版に携わった
コールサック社の編集長で,詩人・評論家の鈴木比佐雄さんから,
詩画集が創られた経緯や,作品の魅力などが語られました。

島村洋二郎の絵は,その力強い目の光りが魅力でもありますが,
黒い瞳の時代から,青い瞳の時代への変化,
また,洋二郎自身の詩や芸術論の内容などを紹介しながら,
読者ひとりひとりが,作品と対話し,
自分なりの「青い瞳」の意味を考えてほしいと話されました。

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そこで,お茶とお菓子ですこし休憩したあとは,
洋二郎が多用していた「クレパス」を体験してみようということで,
月のように丸い紙に,思い思いの絵を描くクレパス・ワーク。

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その後,みんなで見せ合いながら,語り合う時間となりました。

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絵の上手い,下手など関係なく,
絵にこめられた思いや,思いがけない色づかい,工夫などが,
どの作品からも伝わってきて,ほんとうに楽しいひとときでした。

最後は,「洋二郎クイズ」で盛り上がり,
初めての「アート茶話会」は,和やかに閉じられました。

参加されたみなさんからは,
「絵を前にして話し合う機会がなかったので良い体験でした」
「DVDから鈴木さんの話と朗読,とてもいい流れ」
「ミニワークの後の発表を聞きながら,皆さんのあたたかい思いを感じました」
「絵をかくことの原点を考えさせられました」
などなど,うれしいご意見も寄せられました。

今回の企画を,ていねいに準備してくださいました
島村さんと,コールサック社の鈴木さん,
そして,昼の部,夜の部,さらに打ち上げと,
参加してくださったみなさま,
ほんとうにありがとうございました。

『島村洋二郎詩画集 無限に悲しく、無限に美しく』(1500円)は,
今後ますます話題になりそうな予感です。
ハックルベリーブックスでも,引き続き販売していますので,
ぜひ,手にとってご覧いただきたいと思っています。