記事一覧

10月のふりかえり①本まっち柏ウィーク

2016.11.15 (火)

ファイル 374-1.jpg

11月…秋も深まってまいりました。
あまりにもいろいろ続いていて,
ゆっくり見直すこともできないままだった10月。
少しふりかえっておこうと思います。

まずは,10月は「本まっち柏」ウィークがじつに充実していました。
じつは,今年は,「本まっち柏」に某助成金がついたこともあり,
ふだんはなかなかできないことに,いろいろとチャレンジしました。

そのひとつ目が,10/15に行われた「本まっちトークイベント」。
豪華3人ゲストをお呼びしての濃いトークイベントでした。

ファイル 374-2.jpg
テーマは,「本になにができるのか」。
出版不況,本屋廃業…と落日産業のような本の業界。

でも,そんな中で,
ひとりで夏葉社という出版社をたちあげた島田潤一郎さん(手前)。
「本は不便なもの」。でも,その一行目から最後の行まで,
文字を追っていくことで,日常とは違う時間が生まれる。
そういう本を作っていると「校了」のときは,
いつも胃が痛いとのこと。この日も,胃薬持参だった島田さんですが,
「校了」したら,もう直せない,変えられない,
その一冊に対する作り手の「責任」が,本の価値ではないかと
改めて思いました。

また,東京でユニークな本屋をたちあげた
サニー・ポーイ・ブックスの高橋和也さんは,終始楽しそう(真ん中)。
作家さんはもちろん,デザイナーさんや画家さんの発表の場を
けして大きくはない店の中にもちゃんと作り,
クリエイターさんの思いといっしょに
気がつくと本もたくさん売っている…。
「奇跡の本屋」と言われながらも,自然体でしなやか。
同じ本屋としても,刺激をいっぱい受けました。

一方,千葉の勝浦の古民家にひとりで暮し,
房総や我孫子のカフェやパン屋さんを自分の足で取材して,
ユニークな店案内本を作っている
暮ラシカルデザインの沼尻亙司さん(いちばん奥)。
作った本は,何よりも,本に載ったその店の人が
熱量と一緒に読者に届けてくれる…。
好きな本は時刻表という沼尻さんからは,
「情報」もつないでひとつの物語に膨らませていくような,
断片的なこの時代に必要な本作りを感じました。

ファイル 374-4.jpg
この3人の方の本作り,本への思いを受けとめて,
10/21~24「本まっちArt展」が開催されたことは,
すでにブログでも紹介しました。
トークイベントのあと,時間を見つけて,
展示のためのパネルもスタッフみんなで手作りしました。

ファイル 374-3.jpg
そんな中,Art展初日の夜10/21には,
初の試みとなる「夜の本まっち」。
柏駅前ダブルデッキを借りて,ミニ古本市を開催。
これは,いつもとは違う場所,違う時間帯で,
「本まっち柏」を知っていただきたいというPRも兼ねています。
夜の灯りの中で,本もひときわ美しく見えます。
短い時間でしたが,いろいろな方が立寄ってくださって,
楽しいひとときでした。
この「夜の本まっち」は,ぜひまたやりたいなと思っています。

ファイル 374-5.jpg
こうして,10/23,秋の
「軒先ブックマーケット 本まっち柏」の本番となりました。
おかげさまで,いいお天気で,
今回も50店あまりのミニ本屋が,
柏3丁目界隈に並びました。

出店者さんも増えたので,今回はスタッフは出店しないで,
会場の誘導や出店者さんの対応にまわりましたが,
それはそれで,全体の雰囲気がよくわかり,
もちろん,課題もいろいろ見えてきて,
この楽しい本のイベントに,もっと多くの方に来ていただくには,
どうしたらいいのか…さらなる意欲がわいてきました。

こうして,怒涛のようにすぎた「本まっち」ウィークのあとで,
夏葉社の島田さんから,こんなうれしいメッセージが。

「本はメディアでもありますが、それ以上に
たくさんの人の気持ちが詰まった物だと思います。
それが伝わるとうれしいですし、あと、ただの
印象でしかないのですが、柏は本にかんして大きな
可能性のある町のように思います。
その中心にハックルベリーブックスさんがいてくれると
最高です。」

ほんとうに,そうなれたら最高です。
初の試み続きで,不安もあり,疲れもあった「本まっち」ウィーク。
でも,終わってみると,また何かやりたい…と思ってしまう。
そんなすてきな活動に関わっていられることが,
ほんとうにうれしいことだと思っています。

「本まっちウィーク」に関わってくださったみなさま,
参加してくださったみなさま,
楽しんでくださったみなさま,
ほんとうにありがとうございました!